こんにちは。
ユウキです。
世界一周25日目の朝、13日目のことを書いています。
引き続き、僕が残していたメモ書きを先にご覧ください。
2度目の国境越えでヨルダンショック(タクシー)
イスラエル、先進国の感動(綺麗、トイレに紙を流せる、一定料金、でも高い)
エルサレム到着 (ホテルの値段に衝撃)
めぐみさん、みちおさんインタビュー
コングレゲーション
ラムバーガー
いかがでしょうか。
まずは、タクシーによるヨルダンショックについて書きたいと思います。
この日は2度目の国境越えをしてイスラエルに戻るべく、キングフセイン橋(地理的に縦に3つあるうちの真ん中の国境)を目指しました。
他の世界一周ブロガーの記事などをgoogle検索して、JETTバスなるものでアンマン市内から橋に向かうという情報をゲットしたものの、人によってバスの出発時間にちらほら違いがあったので、ざっくり目指してJETTバスオフィスへ。
この時点で僕の体調はけっこうダウン気味。
なんというか、ヨルダン、砂塵とディーゼル車の煙がmixされて道を歩いているだけでも敏感な人はきついです。
そしてこの時期は花粉症シーズン。
トリプルパンチで意識が朦朧とする中、バスのオフィスに到着した途端、言われたのが
「今日のバスはもうないよ」
…え。
色々つっこみどころはあったのですが、もう前日のアラブタクシーのトラウマがあるので、
これ以上会話したくないという欲が勝ち、「もうなんか…いいや…」って感じでオフィスを立ち去ろうとすると、
カウンターのお兄ちゃんが
「タクシーで行くのか?」と聞いてきたので、
「たぶん。」と答えると、
「別のバスがある。ミニバスだ。30JDでどうだ?」とまさかのネゴ開始。
え、それタクシーじゃないの?
ちなみにバスは一人10JD(1500円)。
このオフィスに来る前に乗ってきたタクシーでは、
「もしJETTバスじゃなくておれのタクシーでキングフセイン橋までいくなら25JDで行ってやるぞ」
と言われたのを断ったばかりだったので、バスのお兄ちゃんの話も聞かずに立ち去ろうとすると、
「ハウマッチ?(いくらならいいんだ?)」
という、お決まりのパターン。
ヨルダン、一回立ち去るそぶりを見せないと値下げできないのがめんどくさい。笑
まぁ、今回は素でやった感じでしたが…
で、”ミニバス”に乗ってから気づいたのが、もうほとんど現地通貨のJDがなかったこと。
25JD=3750円でしたが、結果的に30USD(3300円)+5JD(750円)になりました。
最初は35USD(3850円)で交渉してOKと言われたのに、
かなり走って、”ここで降ろされてもどうにもならない”ってとこに来てから値段の変更が始まります。
悪質です。
ドライバーが無言でオフィスに電話をかけ、いきなり、代われと言われます。
電話口で、先ほどのカウンターのお兄ちゃんが、
「両替は手数料がかかるから35USDじゃなくて30USD+5JDにしてくれ」
と行って来ます。
たかが数百円くらいなのに、事前に言われないとこんなにもイラっとくるものなのか。
改めて日本のシステムの素晴らしさを感じますが、この時はそんな余裕はありません。
ここで体力を消費して金額にこだわるか、言い争いの時間と労力をセーブして数百円多く払うか。
価値観によると思いますが、僕たちはこれでだいぶ摩耗していて、しまいにはイライラが別のことに飛び火して危うく夫婦喧嘩に発展しかけたこともあったのでここは妥協して30USD(3300円)+5JD(750円)に落ち着くと同時に、もう途中で絶対に値段を変えないようにドライバーに念押しします。
話はそれますが、夫婦喧嘩といえば、夫婦で世界一周する上で治安とか何よりも最も気をつけなければならないことのひとつです。
常に二人で動く分、基本的には得することの方が圧倒的に多いのですが、ひとたび喧嘩モードに入ると、逃げ場のない、異様な空気の中に数時間閉じ込められることになります。
そして異国の地に二人なので、当然、二人とも責任のなすりつけあいをする対象が一点に絞られてしまうのです。
ですから、もし言い争いになったら、どちらが悪いとかどうこうではなく、いち早く、責任のなすりつけあいから脱出することに全精力を注ぎ、次に、喧嘩することのデメリットをこんこんと説きます。
すこし冷静になったときに、かならずお互いに謝って(どっちが悪かろうと)、”許してくれる?”と聞き合い、yesをもらいます。
基本的に戦争の休戦協定と同じで、契約ベースで良いのでとりあえず悪口雑言の射撃戦から脱出してしまうことが大事です。
そして口喧嘩をさけるために、イライラのコントロールを覚える必要があります。
もちろん、外部要因によって”イラっ”とすることの方が多く、そこはコントロールできないのですが、そのあとの判断や行動は自分でだんだん選べるようになってきます。
イライラ度がピークにならないように、いち早く、そのことを忘れられる環境を作ることが大事だと思います。
特に、交渉とかは本当に疲れる上、長時間そのことを考えたり話したりしなきゃならないので、基本的に自分も相手も笑顔で余裕がある状況でない限り、僕は交渉はしません。
多少、ボラれたとしてもイライラしない方が儲けもんです。
そんなんで話はもどりますが、キングフセイン橋目前にして、もうひと騒動ありました。
これは事前に情報を把握していなかった僕のミスでもあるのですが、
「ここからはバスで行けないからタクシーに乗り換えてくれ」
と言われた時に、一瞬、僕は怒りのコントロールを失ってしまいました。
一瞬、ドライバーに対してものすごい表情をしていたと思いますが、すぐに冷静になり、
「オフィスの人と電話で話させてくれ。」
といって、ドライバーに電話をかけさせます。
さきほどのお兄ちゃんいわく、検問とかの関係で大型車両が通れないから小型車のタクシーに乗り換えてくれ、とのことでした。
どうやらさきほど払ったお金にタクシー代も含まれていたそうです。
ドライバーが、その辺に止まっているタクシーの運転手を見つけて、お金を渡しています。
これでも信用できない僕は、
「今、お金を渡してたタクシードライバーを連れて来てくれ。本当にただなのか確かめたい。」
と言い、電話口のお兄ちゃん、僕、ミニバスドライバー、タクシードライバーの4人でシステムの確認をします。
こういう取り決めのあとでも、「チップくれ」的なことも想定して、
「きみはさっき君の取り分もらったから払わないけどいいよね?チップもないよ。」と念押ししました。
そんなわけでタクシーに乗り換え、無事に追加料金なしで国境までたどり着くことができました。
先日のEilat-Aqaba間のゆるゆるの国境とは違い、結構ちゃんと手続き的なことをやります。
出国税もちゃんと払います。
その後、イスラエル側のバスに乗り換え(有料)、エルサレムに向かいます。
2週間前、最初のイスラエル到着後は寝込んだ+テルアビブにしかいなかったので、イスラエル側にも荒野が続いているのを見て、逆に不思議な気分になります。
こういう景色の方が、地理的には圧倒的に多いのですが。
イスラエル側に入り、景色は変わらないものの、圧倒的に違うのは、日本と同じ「一定料金システム」。
交渉しないことがこんなに楽だなんて…
しかし交渉がない分、当然、値段は割高です。
結局、一長一短、どっちが合うかです。
僕は断然、交渉なし派です。笑
もし2泊3日でアジア旅行とかなら、交渉があった方が面白いかもしれません。
でも毎日続くと、相当疲れます。
そして、もうひとつ感動したのが、ハイテク国ならではの、トイレ。
もちろん日本に勝てませんが、それでも、紙を便器に流せる、というシステムのありがたさにため息がもれます。
別にヨルダンのトイレが汚いわけではなく、結構綺麗でしたが、水道のシステムの関係でほとんどのところが、うんちをふいた紙を便器わきのごみばこにポイするシステムです。
タイとかと同じです。
僕は、なによりこの匂いがダメでした。
そして、汚い話、うんちがついた紙をゴミ箱に運ぶ時、普段ならそのままお尻の下でポイできるのを、一旦上に持ち上げてどこにも付着しないよう気をつけながらゴミ箱のふたをあけて、投げ入れて…その間ずっと匂いがいつもより近い紙を持ち続けている(時にバランスが崩れて落としそうになる)のがきつかったです。
しかしこれはかなり都会っ子の発言だと思います。
旅に出るならそんなこと当たり前、という基準が正解だと思いますが、一応言及しておきます。
そんなわけでイスラエルのトイレは感動的でした。
さて、エルサレムに着き、驚いたのがホテルの値段。
え、ホステルで一泊300シェケル(9000円)?
え、こんな場末のビジネスホテル的なところで250シェケル(7500円)?
みたいな感じでした。
勿論、ドミトリーだと2500円とかでありますが、疲労(特に花粉症)が半端なかったので、ちゃんと回復したいというのがありました。
エルサレムの物価は半端ないです。
ホテル探しは一旦置いといて、インタビューのアポがあったのでおしゃれなカフェでインタビュー。
この動画はもうすぐ公開されるのでお楽しみに!