イタリア人イチオシのフェラーラ
こんにちは。トモミです。
この日はフィレンツェでインタビューをしたマリオさんにオススメされたフェラーラに行って見ることに。
今まで全く聞いたことも無かった場所で未知の世界…ワクワク✨
ボローニャから近郊列車に乗り、あっという間に到着。
ルネッサンスが花開いた街として有名なフェラーラ。イタリア人的にはゆったり過ごせるし、博物館も面白いよ、とのこと。
着いてみてすぐに登場したのが城壁跡。
ずーーーっと続いています。
15世紀~16世紀にかけてエステ家によって整備されたフェラーラ。かなり広大で城壁の位置からもその広大さがわかります。
ちなみにこちらが当時の完成形。
最初に向かったのがど真ん中にあるエステンセ城。
お堀があって日本のお城っぽさもあります!
橋をあげるためのシステムも残されていて保存状態も良好でビックリ!
そして、丁度お昼ご飯時だったのでそこにあったカフェで地元のパスタを食べることに。
駅ナカならぬ、まさかの城中カフェ!
かなりおしゃれです。天井高ー!
ただし、イタリア北部地震の影響もあってひび割れが目立ちます…
パスタを待っていると登場したのがこちら。
初めてみた形。そして触って見るとビスケットのような固さ。
こちらはコッピア フェラレーゼ(Coppia ferrarese)というお通しとして出てくるフェラーファのパンとのこと。
食べると外が固くて中はお麩のような不思議な食感。美味。
そしてフェラーラご当地メニュー、カッぺッラッチ・ディ・ズッカ(Cappellacci di zucca)とラザーニャも登場!
カッぺッラッチ・ディ・ズッカは中に自然の甘みがたっぷりなカボチャペーストが入っていて、上からかかっているたっぷりのバターがマッチする!!
ラザーニャは”ベーシックなタイプですよ”と言われて出てきたのがこちら。
パスタの枚数多っ!そして間に入っているキノコの香りとベーコンの旨味とクリームソースが絶妙っ!!
こちらも想像以上の美味しさ。大満足。
滑り出し良好です。
まさかのゴージャスすぎるトイレに感動して思わず写真を撮影し(あ、誰もいなかったですよ笑)
そして世界遺産だったことに後で気付き、世界遺産の中に大胆にカフェを作っていることにまたまた驚き…!
想定外で素晴らしいものに出会えるのは、本当に感謝なこと。その土地の印象も変わるのでいつも少し楽しみにしています。
お城にすぐに遭遇できて大満足だった私たちは他の観光スポットを探そうと外に出たら
ありました。
すぐそこに(笑)
ただし残念ながらサン・ジョルジョ大聖堂は地震の影響もあったのか大改装中。
中に入ることもできず。残念…。
そして同じく世界遺産の宮殿に入ろうとしたらまさかのシエスタタイムで閉館中…まさかの…
観光地化しすぎていなくて、外国人が少ないのが良い、と聞いていたので観光地もそこまで気合いが入っていなくて
ゆるいのがフェラーラの良いところ。
そして街並みが綺麗!歩いているだけで楽しい✨路地の写真を撮りまくり。
イタリアでティータイム
さて、私たちは作業が色々と溜まっていたこともあり、フェラーラはゆっくり過ごすことも兼ねて訪れました。
Wi-Fiがあるカフェを見つけてそこで作業を進めることに。
エスプレッソの国イタリアでまさかのお茶屋さん(笑)
緑茶、工芸茶などアジアのお茶も仕入れいていてかなりマニアックなラインナップ。
お茶好きの私としては品揃えの多さに驚くばかり。
念のため”イタリアのお茶ってありますか?”と片言のイタリア語風で話しかけてみたら
“お茶そのものはアジアやインドから来てるけれど、このお店でブレンドしているから全てイタリアのお茶よ”との回答。
あっけに取られてしまい、今思えばオススメを聞けば良かったのですがもう気分で選ぶことに。
明らかにパリのブランドのお茶が推されている様だったので(あれ?イタリアブレンドじゃない?笑)頼んで見ることに。
ユウキくんはお茶屋でまさかのホットチョコレートを注文。
出て来たお茶をカップに注いでみてビックリ。
まさかのエスプレッソ手前の濃さ!!
イタリア人好みの淹れ方なのかしら…と思いつつそのまま頂くことに。
ふとユウキくんを見ると”甘っ!!!!鼻血出そう!”
とチョコレートがどっさり入ってもはや固形物になりつつある贅沢なホットチョコレートにビックリ仰天。
飲み物というよりかはスイーツですね(笑)すごく美味しくて私も結構もらっちゃいました(笑)
糖分も摂取したところで作業続行。
そろそろ帰宅時間が近づいていたので散策しつつ帰ることに。
帰る途中で立ち寄ったのがディアマンティ宮殿。こちらも工事中でしたが、外壁が印象的!
入場料が意外と高かったのと時間がそれほど無かったので入場せずに外から眺めて散策続行。
立派な塔が建つ教会が現れたり、
強めの目線を感じたり(よーく見ると絵が描いてあります)
散策を楽しみつつ帰路についたのでした。
ホストとの素敵なディナー
そして、なぜそんなに早めに帰ったのかというと今夜はイタリア人とのディナーが予定されていたのです!
毎回お世話になっている民泊ですが、今回のホストは日本への旅行を考えているので彼女も含めて4人でご飯でも食べましょう、とのこと。
帰宅すると美味しそうな匂い!まさかの手作り!!うれしーい!!
イタリア人の家庭料理を見ることができてテンションが俄然上がります。
ナスをオーブンで焼いて仕込み中…美味しそう…
料理ができるまで何となく立っているのも手持ち無沙汰だったので
感謝も込めて折り紙をすることに。
バラ、箱、ボローニャの旗に描かれているライオン、そしておなじみ鶴。
ものすごく感動してくれて、せっかくなので鶴の折り方を教えてあげることに。
苦戦しつつも完成!
ひと盛り上がりしてから食事がスタート。
最初はワインを飲みつつボロネーゼをペンネでいただきます✨
そしておつまみにパルミジャーノチーズとツナがたっぷり詰まったトマト✨
美味!!!!!
お互いのことを色々話し、日本を訪れる際のアドバイスなどを伝え盛り上がります…
そして続いてナス、トマト、チーズをミルフィーユ状にした野菜ラザニア!
うまーい!!!オリーブオイルたっぷりで口の中にオリーブの香りと野菜の旨味が広がります😍
ああ、もう色々プライスレスな時間。
そして私たちのプロジェクトについて話をしたところ、インタビューを快諾。
後日公開予定のYoutubeビデオをお楽しみに!
それにしても、イタリア人といえば明るくてオープンなイメージがあったのですが
彼らはとてもシャイで距離が近づくのに少し時間が必要な様子でした。
また、多くの人がサッカー好きかと思いきやそうでも無いらしく
この二人もまたサッカーには全く興味がないとのこと。
日本人も色々ですが、イタリア人も色々。
ステレオタイプとは全く異なるカップルとの夕食、とても素敵な時間となりました✨
ちなみに、スパゲッティーボロネーゼが世界中で食べられていることは許せないとのこと(笑)
ボロネーゼはタリアテッレかラザニアじゃないと!!!!
かなり本気でした。
どんなにステレオタイプから離れていても
イタリア人で共通して言えるのはご当地パスタとソースの組み合わせへのこだわりがある、ということ。
そしてかなりみなさんグルメ。
それだけはきっと本当なんじゃないかと思いつつ真夜中まで盛り上がってしまうのでした。
ホストのギターを借りて演奏してみたり…楽しい時間でした✨