世界一周69日目〜ロンドン、10年ぶりの再会

10年ぶりのロンドン

こんにちは、ユウキです。

 
今日はロンドン初日!(実質)
今回はHaggerstonという駅の近くに滞在。
駅の真裏にはいい感じの公園があり、マラソン大会をしてました。平和なところです。
思い返せば、初めての海外旅行でやってきたのもここロンドンでした。
あれから10年、胸が高鳴らないわけがありません。
朝食を食べながらそわそわ…
 
物価が高い、飯がまずい、という印象が強かったロンドンですが、自炊すれば日本のスーパーより安いという驚きの記事をいくつか見つけたので早速近所のスーパー、TESCOへ。
お肉の品揃えや値段はやはり日本の方が優秀でしたが、野菜やフルーツはこちらの方が優秀。
朝からサンドイッチを作り、かなり節約できました。
 
また、外食は安くても5ポンド(750円)〜という印象なので、節約する為に昼食もお弁当を作ることに。
10年前は、海外で自炊するという発想すらなかったので当然のように安宿に泊まり、しかたなくバーガーキングとケバブで済ませていましたが、21世紀、Airbnbのありがたさが身にしみます。
 

見るだけで楽しいBrick Lane Market

Haggerstonから2駅隣、Shoreditch high street駅から歩いてBrick Lane Marketに向かいます。
その名の通り、煉瓦造りの建物が並ぶ通りにずらーっと並んだマーケット。
ロンドンというとゆるめの古着をおしゃれに着こなすイメージがある為、古着やアンティークのマーケットは結構あるのですが、今ロンドンではストリートフードがちょっとしたブームだとかで、各国のストリートフードが所狭しと並んでいます。
もちろん、日本ブースもあり、寿司や焼き鳥がありました。
1個150円。高めです。
 
もちろん、イメージ通りのおしゃれなところもあります。
ここで妻はバンダナを7ポンド(1050円)で購入。
いくら節約といっても、普段見ないファッションがそこらじゅうにあるのだから、欲しくなっちゃいますよね。
そしてこの日は日曜日。
マーケットが最も賑わう日です。
散歩しているだけで、珍しいものがたくさんあり、面白い!
そしてマーケットの端には僕の心を躍らせるものが!
 
そう、野菜の青空市です!←主婦か。
スーパーでは3個1ポンド(150円)だったたまねぎが、ボウルに山積みになって1ポンドで売ってます。
見た感じ、10個くらいは入っているでしょうか…
スーパーでさえ、イギリスのイメージからすればかなり安い価格設定だと思いましたが、ここはもはや東南アジアレベル。
マンゴー2つで1ポンド(1個75円)、アボカド6つで1.5ポンド(一個約25円)などは、日本ではまずお目にかかれません。
(僕の体験では上板橋時代のディスカウントショップで売ってたアボカド35円が最高記録)
他にもラズベリーやブラックベリーなど、日本ではあまり流通してない果物もお手頃価格。
気づいたらたんまり買ってしまったので、一度、宿に戻って荷物を置くことに。
 
なんでしょう、この達成感。
予定ではマーケットの後は下ってロンドン塔などを見る予定でしたが、圧倒的にこの激安マーケット+戻って荷物を置く、というプランが自分の中で正当化されました。
今日1日、このあとがあまり面白くなかったとしても、もうこれでいいやという達成感。笑
 

ロンドン日本人教会、何を持ち帰るか

荷物を置いた後は、ロンドン日本人教会へ。
この日はペンテコステ(リンク)の日。
海外に行っても日本語で説教が聞けて、そのあとお茶にも連れて行ってもらい、たくさんの方と友達になれたのはとてもありがたかったです。
観光、という視点でいると、どのスポットが本当に見るべき価値があるもので、どのスポットが実は薄っぺらの商業的マーケティングの結果に過ぎないものなのか、意外とわかりづらいものですが、地元の方に聞けばそれも即座に解決。
がっかりスポットに行って時間を無駄にして、代わりに見るべきだったものが見れない、ということも大幅に減ります。
また、その国に住んでいる方の方が、当然その国や名所の歴史やストーリーにも詳しいので、事前に教えてもらうことで見る視点がかなり変わります。
逆にこれを怠ると、所々に書いてある説明文などを自分で読んで、自分で整理して、自分なりに一本の線にして理解する必要があるので、特にこれを第二言語でやると脳の疲労がものすごいです。
前回の旅は、誤ってそれを連続的にやってしまったので、もう途中から博物館恐怖症になりました。笑
 
今回はたくさん情報を仕入れて、ロンドンで何を見て、感じて、持ち帰るべきか、自分の中のテーマを明確にすることができました。
 

ハイドパーク、10年ぶりの友達?

たくさん勉強した後は、教会から徒歩でケンジントン宮殿+庭園から隣のハイドパークまで散歩。
このハイドパークも10年前に来て、リスを見ながらビールを飲んだことをなぜかはっきり覚えていました。
今回はビールはなかったですが、念願のリスにも再開できました!
よくよく考えて見れば、ここのリスに何か特別なところがあるのかと言えばまったくそんなことはなくて、どこにでもいる普通のリスなのですが、なぜかずっと再開したかったのです。
“星の王子さま”の一節にあるように、僕とハイドパークのリスは”飼いならされた”状態だったのかもしれません。
10年前、ギターを片手にバンドメンバーと乗り込んで、初めての海外で色々濃い思い出を作れたこともあり、いつかはイギリスに戻ってきたい(できたら住みたい)という思いが、ここ10年ずっと心の片隅にありました。
そういう意味で、リスとの出会いは、僕にとって、自分との約束が一つかなったことを意味していました。
 
そうそう、こちらは日がとにかく長いです。
日本より早く朝になり、日本より遅い日暮れ。
この日も、20時頃でこの明るさ。
夜20時に公園で寝そべってピクニックという、非常に珍しい体験ができました。

10年前から一番大事な場所へ

さて、ハイドパークを抜け、Lancaster gate駅から乗り換え、Haggerstonに戻ります。
しかしその途中、10年前にバンドメンバーと乗り込みライブをしたパブ、Hope&AnchorがあるHighbury&Ishlington駅で乗り換える時、衝動を抑えきれなくなって、改札を出て、Hope&Anchorへ向かって歩き出しました。
不思議なことに、当時行ったところは主要観光スポットだけでなく、ただ散歩しただけのところも含めて駅の名前やどんなことをしたかかなり鮮明に覚えているのですが、自分にとっての一番大事な場所であるこのパブだけは最寄り駅を覚えていませんでした。
それもそのはず、確かそもそも電車ではなくタクシーでKing’s crossから来たのです。
だから、駅で降りた時に懐かしさがまったくなかったのが逆に印象的でした。
 
さて、歩いて数分、それが見えたとき、久しぶりに、自分自身がとてつもなく感動しているのを感じました。
なんというのでしょうか、今、自分は生きてる、という感覚とでもいいうのか…
そして、日常あまり考えませんが、”今”と”過去”が本当につながっているという感覚を覚えました。
 
中に入るまえに、そとから写真を取っていると、のりのりの老夫婦が写真に入ろうとして来たので軽く会話して、珍しく自分から、赤の他人に身の上話を始めてしまいました。
「俺は10年前にもここに来たんだ。そしてここでギグ(ライブ)をした。だから今すごく興奮してる。」
そういうと、おじさんは「そうか、そりゃいい。」と笑って、瓶ビールをくいっとひっかけ、店の中に消えて行きました。
店を見渡すと、蘇る、10年前の匂い。
あの時こんなことがあったな、と思い返すのはその場にいなくてもできますが、その場所にくると、その”匂い”がよみがえってきます。
おれは、10年前、本当にここにいたんだ、と実感が湧いてくるのです。
 
そして、変わらない店の階段をおり、地下へ。
もちろん、まったく知らないバンドが今日ここで演奏するのでしょう。
入り口の長髪の兄ちゃんに、「10年前、ここにきてギグをしたんだ。いきなりだけど、今週、どこか空きがあったらプレイさせてくれないかなと思って」というと、中のPA(音響)兼店員のお兄さんを紹介され、また同じ話をすると、すごくニコニコしながら話を聞いてくれました。
「ブッキングなら、ニコラスに聞くといい」といい、店のマネージャーのメールアドレスを教えてもらいました。
そうそう、当時もニコラスさんだったような…
名前は忘れていましたが、たぶん僕らに気を遣って、ライブ当日、”JAPAN”と書いてあるTシャツを来て来てくれたのを覚えています。
こんなになんでもない優しさ(ユーモア?)が、10年の時がたつと涙が出てくるほど嬉しく懐かしく感じるのだから不思議です。
この日はニコラスさんには会えませんでしたが、後日連絡してみることにしました。
 
ちょっと内装が変わっていて、ステージがバーに、端っこがステージになっていました。
しかし、正直、心に迷いがあることも言っておかねばなりません。
当時は完璧すぎる思い出。
今、その思い出にテコいれをすることをしてもいいのか。
蛇足にならないのか。
前回はバンドだったし、練習もした。
今回はひとり、練習はおろか楽器もない。
もし、出れることになってしまったならそれはそれでどうしよう、という思いもあるのです。
しかしいずれにせよ、あのニコラスさんがこのニコラスさんなのか確かめることも含め、メッセージはしてみようと思います。
 
つづく

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