世界一周74日目〜ナショナルギャラリーで芸術に目覚める!

ナショナルギャラリー

こんばんは、ユウキです。

今日はロンドンのナショナルギャラリーに再び行ってきました!

実は僕、芸大に通っていたくせに芸術はさっぱり。

今まではちょこちょこ知ってる絵、見たことある絵、好きな絵しかよくわかりませんでしたが、これを機にもっとアートのことを知って見たいと思いました!

 

それでは、印象に残った絵をいくつかご紹介します!

芸術の世界へレッツゴー!

 

印象に残った絵①モンドの磔刑図(たっけいず) / ラファエロ

まずは、ラファエロ!
有名な画家ですから、芸術に詳しくない方でも名前は聞いたことがあると思います。

ラファエロ・サンティ: Raffaello Santi[1]1483年4月6日 - 1520年4月6日[2])は、盛期ルネサンスを代表するイタリア画家建築家。一般的には単にラファエロと呼ばれ、日本ではラファエッロ、ラファエルロ、ラファエル(Raphael)などという表記ゆれが見られる。ラファエロの作品はその明確さと分かりやすい構成とともに、雄大な人間性を謳う新プラトン主義を美術作品に昇華したとして高く評価されており、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロとともに、盛期ルネサンスの三大巨匠といわれている[3]。 -wikipediaより引用

 

キリストの磔(はりつけ)をテーマにしたこの絵。

ルネサンス期、特にラファエロの特徴ですが、色使いがかなり鮮やかです。

まだ写真もないこの時代に、影や布の折り目などが色の微妙な重ね方だけでかなり忠実に表現されてます。

芸術的な知識はとりあえず置いておいて、色だけでここまで再現するってすごくないですか?

 

さらに言えば、現代では当たり前の、戸外でのデッサンなどはなく、すべての作品が屋内で作成されていた時代です。

もちろん、テーマであるキリストの時代はルネサンスから遥か以前なので実物を知るすべはもちろんないですが、まるでその場面を見て来たかのようです。

どうやったらこんなにリアルに描けるんでしょうね…

 

ちなみに、もちろん情勢は違えど、この時日本はまだ戦国時代。

ラファエロさんの死後(1520年)の約15年後にやっと織田信長が生まれるんですから、なんとも言えない気持ちになります。

どの国でもそうですが、一般的に芸術が進歩するのは政権の安定、治安の確保があった後と言われてます。

(ピカソのゲルニカを始め、反戦アートとか、混乱の渦中で生まれるものもありますが…)

日本が政権の安定を果たすのは、江戸時代、みなさんご存知の徳川家康から2代、3代たった頃になります。

 

印象に残った絵② キリストの埋葬 / ミケランジェロ

はい、ラファエロと来たら次はミケランジェロです。

このロンドン、ナショナルギャラリーにはラファエロもミケランジェロもたくさんあります。

もう、この絵の感じがミケランジェロそのものです。

というのは、どういう特徴がミケランジェロだとかうだうだ語らなくても、明らかに同じタッチの絵がいくつも飾られていて、芸術初心者でも、この絵がある部屋に入って部屋をぐるっとながめると、「あぁ、たぶんあれもミケランジェロだな」とわかるくらい、共通した特徴があるからです。

これはラファエロもそうで、何度か見てると、部屋に入った瞬間、遠目から、「あ、たぶんあれもラファエロだ」とわかるようになります。

例えば、ミケランジェロの他の絵はこんな感じ。

やはり、実際に自分の目で見るというのはそういう意味でも大事。

まさに百聞一見に如かずです。

たぶん、芸術の授業で10時間(以上)勉強した時と同じくらいの知識が、この部屋に入ってから10分でわかります。

写真だと伝わらないのがもどかしいですが、絵のサイズ感や筆の繊細さ・荒さ、また実際の絵の色(写真だと変わりますからね)を見るということでもぜひ実物を見て欲しいです。

この絵は未完成ですが、逆に生々しさがありました。

ルネサンスというと、特に筋骨隆々としていて、服の影や折り目などが超リアルなのが特徴ですが、それもそのはず、ミケランジェロは特に、その人間の筋肉の流れを写実的に書くことにこだわった一人です。

死後のキリストを墓に運ぶまでの、死体の筋肉がどういうものなのか、実際に死体を運んでいる人を見たことがない僕でも、この絵からキリストが仮死でなくまぎれもなく死体であったということが伝わって来ます。

確実に一度死んだからこそ、そんな人が生き返ったら、そりゃあもう衝撃でしょうね…

 

印象に残った絵③Christ among doctors(学者の中のキリスト) / ルイーニ

ラファエロ、ミケランジェロと来たら、もうダヴィンチだよね、ほら…えっ!?これダヴィンチじゃないの?

というほどダヴィンチに酷似しているこの絵を始め他のいくつかの絵も、一時は本当にダヴィンチの作品だと思われていたそうですが、研究の結果、ダヴィンチではないとわかったそうです。

実際にダヴィンチとも仕事をしたと言われているルイーニですが、言われないと本当にわかりません。

“モナリザ”と同じ雰囲気出てますよね…

 

蛇足ですが、音楽の世界でも、ポールマッカートニー本物と間違えられたエミット・ローズというアーティストがいたのを思い出しました。

あとは、初めてOasisを聴いた時、歌い方がビートルズのRainという曲そのものだと感じました。

いわゆる”リスペクト”ってやつですね。

 

印象に残った絵④バッカスとアリアドネ / ティツィアーノ

はい、次はティツィアーノです。

これまたルネサンスの画家ですが、ギリシャ神話を題材に描かれている絵です。

印象に残ったのは、この絵の左端の女性、これこそがアリアドネなのですが、この絵の半分近くを占めている空と海は安物の顔料で、このアリアドネの服の顔料はウルトラマリーンといって、当時、金と同じくらい高価であった顔料を使って、その違いを表現しているそうです。

そう言われて見ると確かに、青が背景で、同じ青なのに反発したり溶け込んだりせず、コントラストが効いています。

またその補助的な役割を果たしているのが差し色の赤だそうです。

このような色彩感覚、美的感覚は、現代でもファッションコーディネートの分野などで残っていて、この時代(500年前)にそれが確立していたと思うと、この時代の芸術家の試行錯誤と磨かれたセンスがいかにすごいか比較できると思います。

 

印象に残った絵(というか画家)⑤ レンブラント

 

次はレンブラント

本当に有名な画家の作品がこれでもかというくらいありますね…

先ほどののルネサンスの絵に比べると、はっきりしていないというか、やわらかいですね。

そしてルネサンスの絵の多くが”ストーリー”を語るのに対し、この時代のバロック絵画と呼ばれるものは”一瞬”を語るそうです。

もちろん、そんなことは後から知りましたが。笑

レンブラントの作品は、ある意味で写真にすごく似ていて、”シャッターチャンス!”みたいな瞬間を切り取った絵が多く、表情がすごく特徴的です。

その表情が何を語っているのか、それがわかるとかなり楽しいです。

 

また、レンブラントは先ほどのティツィアーノからかなり影響を受けていたみたいで、まったく同じ構図の絵があります。

解説によると、彼にできることは自分にもできる、という挑戦状だったみたいですが、もちろん敬愛の念もあったのでしょうね。

ちなみにそのティツィアーノの絵がこちら。

 

ティツィアーノの方は自画像ではないですが、自信満々の表情で書いているのに対して、レンブラントの自画像は偉大な画家を前に色々と交錯したような表情です。

まさにそんな気持ちだったのかもしれませんね。

 

ちなみに、このナショナルギャラリー、結構、模写をしている人がたくさんいます。

この人の絵はうますぎて、本物のレンブラントよりそっちの方が写真撮られてました。笑

 

印象に残った絵(というか画家)⑥クロード

クロード、と聞くと、モネ?と聞かれるかもしれませんが、違います。

僕もこの画家は知らなかったのですが、その分、もっとも印象に残った画家かもしれません。

この絵こそもう、本物を見て欲しいのですが、本当にそこに太陽があって、本当にその中に夕焼けの景色があるかのような感覚になります。

今まで見て来たのは全て人物画でしたが、それはこの時代まで風景画が”描くに値しない題材”と見做されていたからだそうです。

そんなわけで、このクロードもその時代を生き、苦難がありながらも最終的に彼の風景画は絶賛を受けることになったそうです。

ジョン・コンスタブルはクロード・ロランのことを「世界が今まで目にした最も完璧な風景画家」だと述べ、クロードの風景では「全てが美しく-全てが愛らしく-全てが心地よく安らかで心が温まる」と絶賛している[2]

 

もう随分前なので、誰の言葉だったか忘れましたが、”芸術とは、現実から来て現実を超えるもの”という言葉があり、クロードの風景画はまさにそれがあてはまると思います。

ちなみに、これは実際の景色を描いたものではないそうです。

どうやったら想像だけでここまで美しい景色が描けるんでしょうね…

 

印象に残った絵⑦ 解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号 / ターナー

はい、最後はターナーのこの絵、文句なし、一番心に残った絵です。

散々、外国の画家ばかり取り上げて来ましたが、ターナーはイギリス人、産業革命によって壊されなくなっていく、古いものを主題に描いた作品が特徴で、その移り変わりの儚さを書くところあたり、まさに日本人的な”わびさび”の心ではないでしょうか。

この絵も、トラファルガーの海戦を戦った誇り高きテメレール号が、産業革命によって生まれた醜い蒸気船に引っ張られ解体に向かっていくところが描かれています。

実際は、この時点でいくつかのマストは取り外されていたりしたそうですが、象徴的に、完全な姿で描かれているあたりが、ターナーの心情をうかがわせます。

美しいものばかりが、生産性という名のもとにどんどん失われていく無情さと切なさはターナーの中で溢れる原動力となってこの絵に注ぎ込まれている気がします。

解説によると、この絵で特徴なのは、太陽です。

ターナーはあえてこの太陽だけ色をつけず、キャンバスの絵そのままの色地を使うことで、いつまでもかわらないものを表現したとか。

この絵は国民的に人気がある絵だそうで、解説もたくさんあるので気になった方は読んでみて下さい。

http://mini-post-uk.blogspot.com/2015/03/blog-post_30.html

https://daisukilon.exblog.jp/23304075/

 

アートにどっぷり触れた1日でした!

つづく

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