カステルコッホ
こんにちは、ユウキです。
今日は昨日に引き続き、世界一の金持ち、ビュート伯爵の屋敷(サマーハウス)であるカステルコッホに行ってきました!
さっそく入ってみると、昨日に引き続き、ものすごい豪邸です!
一番印象に残ったのはこの部屋。
この部屋はそのコンセプトがいたるところに散りばめられていて、様々なレッスンを学ぶことができます。
例えば、この天井の鳥と蝶が天の太陽に向かって行くところは森羅万象を表していて、
この壁の動物たちはまたしてもイソップ童話を元に様々なレッスンを伝えています。
例えば、右端の猿と猫の話はこんな感じ。
ある時、猫が2匹、チーズを持ってきて半分こに分けようとしました。
しかしなかなかぴったり等分にならない猫たちはお互い口論になります。
困っているところに猿が登場し、どれ、等分にするのを手伝ってあげよう、と言い、片方のチーズをかじります。
そうすると反対にかじらなかったチーズの方が大きくなってしまい、また口論になります。
代わりに反対のチーズをかじると、またしても別のチーズの方が大きくなってしまい、これを繰り返しているうちにチーズはどんどん小さくなっていってしまいます。
異変に気付いた猫たちは、”ちょっとまってくれ、あとは二人でシェアするから最後のチーズを返してくれ!”と叫びますが、猿は最後のかけらを口に放り込んでしまうのでした。
不平不満を言わず仲良くシェアしましょう、というレッスンだそうです。
こちらはお城の入り口の橋を降ろすレバー。
映画でしか見たことありません。笑
こちらは、お妃様の寝室。
いかにも!参りました!という感じ。
タンスあけたら”小さなメダル”が見つかりそう。笑
近くで見ると半端ないです。
アジアと中東にインスパイアされたデザインだとか。
中庭から見たお城。
ドラクエというよりFF9感。
飛空挺の劇場が今にも降りてきそう。
ちなみにこのお城、というより別荘の建築家も先日に引き続きウィリアム・バージェスさんですが、この丸い帽子のような屋根は実際のイギリスには存在しなかったそうな。
じゃあなぜ作ったのという話ですが、諸説あり、”わざと”やったそうです。
自分の国にはなかった、本場フランスノルマンディーのお城を自分は知ってるんだぞと誇示したかったのか、再現してみたかったのか、あるいは自分の中で気に入った要素を組み合わせたらどんなものができるのか試してみたかったのか、その真意はわかりませんが、バージェスさんは国や文化の垣根を作らずどんどん取り入れていくという意味で革新的な芸術家だったと言えるでしょう。
当時まだ廃墟だったこの城(壊された中世の城の跡)の上に、また城を建てようと提案し、具体的な計画を立て実行するまで2年。
ビュートさんとバージェスさん、楽しかったでしょうね…。
僕はこの2日でこの2人の大ファンになってしまったので、今後も研究を続けて行きたいと思います!
(この旅で研究課題が増えすぎた)
ケルフィリー城
お次は車を20分ほど走らせ、ケルフィリー城へやってきました!
湖に囲まれた美しいお城です。
まわりはぐるっと緑豊かな公園に囲まれているのですが、
こんな感じの”ストーンヘンジ”みたいなのがふつうにあります。
ちなみにこれは調べてみてわかったことですが、いわゆる”ストーンヘンジ”として知られているものはロンドンから2hくらいのところにありますが、類似のもの、一部は墓跡で一部は同様にミステリーのものがブリテン島全土にあります。
こういうのって、実際に自分が行こうと思って調べるまで知るよしもないので、無条件に”そこにしかない”と思ってかなりの強行スケジュールを練って行こうとしたりするのですが、調べてみると無意識って怖いなとよく思います。
みなさんもどこかへ行く時はご注意。(特に遺跡系)
ちなみにこれもあるあるの風景ですが、”絶景!やばい!”と思ってカメラを握りしめる観光客のとなりで”なーにやってんだか”という顔の地元民。
歴史的にすごく価値あるものが、市民にとってはただの憩いの場もしくは日常風景の一部と化してること。笑
とくにこれまた遺跡系でよくあるのが、勝手に侵入して裂け目とかから登って上で遊んでるパターン。
“ちょっ…落ちるよ!? っていうか崩れたら損害でかいんじゃないの!?”と思いますが、今のところそういう人には遭遇してません。
お城のお堀。
白い花が一面に咲いていて綺麗です。
完全にジブリの世界観。いやむしろハイジ。
知らずに来ましたが、ウェールズで一番大きいお城だそうです。
湖を渡り、門の前で一枚。
改めて、すごいところ来てるなぁ自分たち。笑
ここは本当に2018年なのか、あるいは時が止まったエニックスの世界なのか。
この城の最大の特徴のひとつの、ピサの斜塔よりななめってる塔。
HPなどではそれを押してたのに、いざ来てみるとあまり押してない笑
しかし、もんのすごい迫力。
とりあえず挟まってみました。
中はこんな感じ。
またしても”憩い”現象。
がっつり結婚式の二次会やってました。笑
あとは結構がっつり廃墟。
ただし、こんな感じの塔を登って行くと、
景色がすごい良いです!
さよならケルフィリー城…
やはり、”いえ、やつはとんでもないものを盗んでいきました…あなたの心です!”というセリフが自然に浮かんで来そうになる程、美しい城でした。
つづく
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