ジョン&ヨーコの世界
こんにちは。トモミです。
この日はリバプールミュージアムで行われていた特別展示”ダブルファンタジー”を見てきました。
この変わった形の建物がリバプールミュージアム。
入り口にはなんだか可愛らしいキャラクター
さて、この特別展示”ダブルファンタジー”というタイトルだけでわかる人もいると思いますが、ジョン・レノンとオノ・ヨーコによるアルバム名からとったもので、二人の出会いからジョンの射殺後のことまでのことを前衛芸術家オノ・ヨーコの作品とともに楽しめるようになっています。
日本で開催されたオノ・ヨーコ展に行ったことはあるのですが
銀行マンで資産家のお父様の元で育ち、ニューヨークで芸術家としての道を選んで行ったヨーコ。
女性の芸術家がまだまだ多く活躍していない時代に外国人として挑戦していたのだそうですが、
時代を考えると、なおさらに只者では無い作品ばかりだと感じます。
そしてこちらがご存知ジョン・レノン
ジョンと出会った展示会で展示していた体験型作品も展示してあったのですが、
白いキャンバスに釘を打つように指示されていて、打ち込めなくなったら完成する、というもの。
ジョンは”想像の釘”を自分で持ちそれを打ち込んだとの事。
時代の先を行く音楽制作をしていたジョンにとってヨーコはきっと衝撃的な存在だったのでしょう。
また、ヨーコにとって彼女の世界観を理解できた貴重な存在でもあったのでしょう。
テレビ番組でジョンとヨーコが出演していたものも展示されていましたが、
司会者が面白おかしくヨーコの作品について根掘り葉掘り聞いても
ヨーコが答えて理解できなかった部分をジョンがフォローするシーンが印象的でした。
ハネムーン中に行った”ベッド・イン”や二人がお互いに向き合ってあぐらをかいて座った状態で袋に包まってインタビューに答える”バギズム”などメディアを通して奇抜なことを披露して行った二人。
平和活動のためにその後、政治活動にも関わって行くのですが
それが影響して狙われるようになります。
ここの展示では二人で活動していた時代がいかに戦争や人権問題などが起きて混沌としていたのか、だからこそ平和活動が必要で、今も必要だという事を伝えていると感じました。
ジョン&ヨーコは家族との時間を大切にしたいと強く願っていて、そこに平和を見出していたのではないでしょうか?
こちらはヨーコの前夫との子供であるキョーコに会いにデンマークに行ったときの写真。
キョーコと生活するために試行錯誤をしたようですが…それは叶わなかったようです。
最終的にはジョンが育児休暇を取る事によって家族と過ごす時間を増やして行きます。
ジョンが自分と同じ誕生日に生まれたショーンを抱いている写真や
家族の何気ない一コマをとった写真を見ると
滲み出る幸せを噛み締めているかのような表情で
彼らが求めていた平和がそこにあるかのようでした。
パレスチナ難民の方にインタビューをした時も感じましたが、
家族の愛や幸せを感じられる時間が多いことは
世界共通の人間が求める平和の根本的に大切なことなのかもしれません。
今あるもので平和や愛を感じられず、満たされず
小さなことも大きなことも
自分の欲を追求し、最優先して行く中で争いが起きていると感じるのですが
ふとそれが本当に自分の大切な人が幸せになる道、方法なのか考えてみると良いのかもしれません。
なんて、これまでの旅の出会いも思い出しつつ楽しんだ展示でした。
つづく。
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