世界一周106日目〜ホロコーストの傷とそこからの反省

ホロコーストから未来へ

こんにちは。

トモミです。

 

いきなりですが、これは何だかわかりますか?

ラベルを拡大するとこんな感じ

ドイツ語が読める人や勘の鋭い人は気付いたかもしれませんが、

これは恐怖のホロコーストにて使用された毒ガスの使用済みの缶。

 

私たちがこの日訪れたのはこの毒ガスを製造していた会社があった建物。

中は美しい螺旋階段が続いています。

 

なぜいきなりこの場所に来たかというと、

今回イスラエル以来の再会を果たしたエルケさんが携わっている事務所なのです。

 

彼女が携わっているのはロシアやウクライナを中心とした地域に離散した

ホロコースト生存者であるユダヤ人がイスラエルに行けるように

物理的にも精神的にもサポートする団体。

 

ナチス時代の記憶が残る世代がまだ生きていることもあり、

ホロコースト生存者とその家族をドイツ人が支援するというのはかなり勇気がいること。

 

ただし、彼女は自分が直接関わっていなくとも同じ国民の先祖が犯した事について

償いをする責任はあり、こちらから歩み寄る必要があると語ります。

 

そして、あえてこの場所を選んだのは適切な場所を探している中で

全くテナントが入っていない古い建物を発見し、毒ガス製造会社が入っていたという黒歴史の影響で使用されていないことが判明。

この建物を拠点に活動することで、様々な形で過去の悪い歴史をプラスに持って行けるのではないかと考えたのだとか。

しかも、彼らがこの場所を借りてから2つの大きなことが起きます。

1つ目は全く入らなかったテナントがどんどん埋まるようになったということ。

2つ目は事務所に必要な備品が元々たくさん置きっ放しになっていたので初期費用がほとんどかからなかったこと。

 

彼らはここで活動をするために派遣されたのだ、と言っていました。

こんなことってあるんですね…!イスラエルで概要を聞いた時にも圧倒されましたが、実物を見てそこで話を聞くと凄みが違います。

 

 

ホロコースト生存者を助けること

その後、エルケさんのご紹介でスタッフのアンジェリカさんにインタビューする事に。

4児の母でもあり、ここでの活動の重要性を知りスタッフをされているとのこと。

インタビューについては後日アップされるYoutubeにてご覧いただけたらと思いますが、

彼女が語っていた事でとても印象的だったのは:

 

“ホロコーストに直接関わっていない自分は

責任を取る必要なんてない、と言うのは簡単な事。

けれども大切なのは過去の事を自分ごとにして

傷ついている人へ過去のことを謝り、寄り添い、助ける事”

 

と言う事。

ちなみに、この団体では同じ日付で起きたユダヤ人の迫害について記録されている本を毎日開き

(毎日必ず最低1つの迫害が過去に起きているそうです)

彼らを覚えて祈る時間を持つそうです。

 

そして、その本はある年代までの記録しか残されていないけれども

ドイツ国内含め、今でもユダヤ人の迫害は各地で起きているためこの本にある情報よりももっと多くの迫害が起きているそうです。

 

学校では学ぶ事のできない迫害の歴史。

私も日本人として、きちんと学ばなければならない事が多く、直面しないといけない物も沢山ある事を

思い起こさせたひと時でした。

 

本物の和食

インタビュー後は再びエルケさんと合流。

“良い和食レストランがあると聞いたから行ってみましょう!”

と言う事で和食屋さんへ。

 

初日に頂いたお寿司は日本人好みのものとは少し違ったのですが、

このお店は完全に日本人向けな味付け!そして店員さんはドイツ語が拙くて、英語と日本語が話せると言うまさかの展開(笑)

 

エルケさんは鮭照り丼、私は焼き鳥丼、ユウキくんは刺身定食を美味しく頂きました✨

美味しかったー!ごちそうさま!

それにしても2回も和食を一緒に食べたのですが、実は人生で一度も和食を食べた事が無かったエルケさん。

特に前回はなぜか海藻サラダしか食べていなかったので、

今回食べた鮭照り丼、味噌汁、漬物、お茶のセットはどこから手をつけるべきなのかすごく悩んでいたのはなんだか新鮮でした✨

 

大学で教えるということ

さて、ご飯を食べた後に思い出したかのように連絡を開始したエルケさん。

紹介したい人がいると言う事で急遽その人と落ち合う事に。

 

そしてお会いしたのが大学教授のアクセルさん。

時間が限られているとの事だったのですが、インタビューOKと言う事でひとまずショートキャンパスツアーをする事に。

大学の入口前には植物園と美しい公園が。

こちらがキャンパス。

古い建物とおしゃれな現代建築の組み合わせが素敵!

こちらが一番古い建物のメインエントランス。

元々は植物園などが入っていたのだとか。

こちらのホールが元植物園。

今は講演やコンサートホールとして活用されているのだとか。

また、ここ数年で建てられたばかりの大きなホールも案内してもらい、

前職でしていた大学視察を思い出してしまいます(笑)

 

アクセルさんの教授室にてインタビューをさせて頂いたのですが、

とても印象的だったのは

“学生を教える上で気付かされるのは

自分が知らないことがとても多く

謙虚になる必要があると言うことだ”

と言っていたこと。

 

教えられる範囲の限界があると認める事は難しいけれど

謙虚さが大切、と言えるのは素晴らしいと感じました。

 

ぜひ、アクセルさんのインタビューもYoutubeにアップされましたらご覧ください!

 

日本を愛する弁護士

 

この日はインタビュー尽くしです。

アクセルさんのインタビュー後、一休みしたと思ったら私たちにぜひ会いたいと言っている人がいると聞きつけ駆けつける事に。

 

日本のT-シャツまで着て来てくれたミヒャさん!

 

 

民事を取扱う弁護士をしているとの事でしたが、

まだ行った事がない日本への情熱が凄くて下手したら仕事以上に日本への愛情を強く感じました。

 

その愛情は会った瞬間から感じたのですが…

“初めまして!ミヒャです!”と日本語で挨拶&礼儀正しくお辞儀まで!

独学で日本語を勉強し、日本人と会話するコミュニティーに参加して会話練習もしていたそうですが日本語で話しかけられたのはビックリしました(笑)

 

しかも、ドイツ人から”民法に関わる弁護士をしています”と日本語で言われたら驚きませんか?

 

ドイツで出会った日本人の友達を理解するためにも色々と教えて欲しい、との事だったので

英語を交えながらお話をさせてもらい、そこでも長年積もらせている日本への想いを強く感じました。

 

ぜひ、近々日本に来て欲しいですね!

 

音楽家として40年以上ハンブルクで人生を捧げる

 

ミヒャさんと会った後はホームステイ先のご夫婦のお友達夫婦のご自宅へ。

ご夫婦ともにチェリストなのですが、なんとご主人が日本人とのこと。

私たちが日本人ということもあり、わざわざご紹介していただいたのですが

音楽、家族、サッカーそしてハンブルクを愛する素敵な方でした。

 

関西弁とドイツ語が似ている事(驚)や

南アフリカにいる娘夫婦を訪ねた時、同行したもう一人の娘夫婦が散々な目に遭った話とか

(深夜に車を停めて車内の灯りを点けていたら突然、フロントガラスをぶち破ってハンドバッグごと盗まれたのだとか…汗)

ワールドカップも見ていたので、過去のサッカー選手のスーパープレーのこととか…

話が面白すぎて、聞きたい事が山ほど…!

 

しかも、ご夫婦でチェロの演奏までして頂き、

間近でプロの演奏を聴けて感動✨

 

夫婦をテーマにした曲で

仲睦まじい時もあるけれど

すれ違ってしまう時もあり

なんだかんだ言いながら

最後には同じハーモニーを奏でるように仲直りする

という情景を夫婦がチェロで奏でるという素敵なおもてなし✨

 

とっても楽しそうに弾くお二人を見て、聞いている側も楽しくなるのは最高ですね✨

 

 

一緒にワールドカップを堪能し、ほぼ真夜中まで盛り上がってから家に戻ったのでした…盛りだくさんの充実した1日!

全ての人とつなげてくださったエルケさんに感謝が止まりません。

 

 

ハンブルクの街は一部しか見ていませんが、そこに住む人たちの話をじっくり聞けて大満足の1日でした。

つづく

 

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