世界一周156日目〜ザグレブまち歩き:失恋博物館 / 戦争&ガン経験者へのインタビュー

祝日のザグレブ街歩き

こんにちは。トモミです。

この日はまさかの祝日。

 

聖母被昇天祭ということなので

もしかしたら教会では特別な催しをしているかな…と

ザグレブ大聖堂へ。

 

入って見たら…ちょうどミサ中。

かなり大勢の人が集まっていたので特別ミサのようでしたが、少しだけお邪魔して街歩きを続けることに。

 

写真を撮りながら歩き回っていたら突然太鼓の音が。

しかも近づいてくる!!

 

…下を見たら

ミニパレードが!

追いかけて見ましたが、何の行進だったのかは謎です…

 

散策を続けていくと、巨大なネクタイが!

ネクタイの発祥地と言われているクロアチア。

 

クロアチア兵の妻や恋人が無事の帰還を願って首にスカーフを巻いたのが期限と言われており、

自分を守るためにやってきたクロアチア兵のファッションにルイ14世興味を持ったことが

広まるきっかけになったのだとか。(諸説あるそうです)

 

さらに突き進んでいくと、ザグレブの地元民に愛される石の門へ。

元々はザグレブにあった二つの街を隔てていた壁に設置された門だったとのこと。

 

中に礼拝場所が設置されていて、中世から続くザグレブ市民が祈りを捧げる場所。

ただし…

工事中。

 

何と観光シーズン真っ只中の7月中旬に工事を開始して

1ヶ月で終わるはずの工事だったそうですが…

道路を掘り返したまま放置プレーとのこと…

 

ラテン系の国と同じノリを感じます…(遠い目)

 

その代わりに、特別公開期間中だった聖マルコ教会へ!

ポップな色合いの瓦屋根。

レゴを積み重ねたような可愛らしさと古い建物の組み合わせ。

独特な存在感があります。

内部は外側のポップさとは異なり、

金箔が貼られた天井部分が優しい光を放っていて不思議と落ち着く雰囲気。

壁面のドーム型の部分いっぱいにダイナミックな壁画も。

こちらは”ラザロの復活”を描いたもの。

イタリアやオランダで見てきた宗教画とは異なるマットな質感が新鮮!

懺悔室はモダンな作りになっていて

元の建物を生かしつつ、現代でも使いやすくしているのが印象的でした。

途中、日本の女子大生のスタディーツアーらしきものと遭遇しつつ…

(ピースしていると一発で日本人ってわかりますね)

 

この次の項目でご紹介する失恋博物館をじっくりと堪能し、

世界一短いケーブルカーに乗車。

乗車時間はわずか1分。

乗車賃は5クーナ(約87円)。

 

聖マルコ教会がある地域は丘の上にあるのですが、ケーブルカーのある側面はかなり急な斜面。

地元の人も利用する日常的な乗り物というのも納得ですね。

 

こんなに素敵な赤屋根の景色も、

見慣れたいつもの景色になってしまうのでしょうか?

 

それにしても…

祝日といえども、

観光名所、お土産屋さん、観光客向けレストラン&カフェバー

つまり観光客相手の場所はほとんど通常運行。

 

クロアチアは観光業が主流産業ということもあり、

6〜9月の収入(場所によっては7〜8月)で年収の8割を占めると言われています。

観光業関係者にとって大切な時期ということもあって、中々休めないのかもしれないですね…。

 

戦争&ガン経験者へのインタビュー

 

インタビューを打診したリアさんも

“10分だけなら明日何とか作れるかも!今日は目が回るほど忙しいのよ…!

とバタバタしていました…。

 

彼女はちなみに2〜3個の仕事を掛け持ちしつつ、

合間を縫って海外でNGOのお手伝いやDJ、イベント企画などをしているのだとか。

 

かなり忙しく走り回っている彼女ですが、

内戦時に戦場となったザダルの出身。

(今は世界遺産に登録されて欧州では有名な観光地です)

 

戦時中は小学校低学年。

苗字がセルビア系というだけでいつも遊んでいた友人の家へ遊びに行ったら

その家の親御さんに閉め出されたというショッキングな経験をしています。

 

セルビア系であっても何世代もクロアチア人として生活してきたので

苗字だけで突然、敵側と疑われるようになって人間不信に。

 

国籍も名前も関係なく、

人として信頼できる人間関係を一番大切にしたい

思うようになったきっかけでもあるのだとか。

 

そんな彼女は何と20代のうちにガンが見つかります。

私たちが会った時期に丁度、”もう大丈夫でしょう”と医者に告げられたばかりだったそうですが

人生が終わるかもしれない、ということに直面して

 

いつかやろう、

と思っていることは今すぐやろう

と、

自分が好きなことや興味のあることを後回しにしなくなったのだそうです。

 

難しい局面を乗り越えてきた人は本当に芯が強い、とつくづく思わされます…。

リアさんのインタビューは後日Youtubeにアップ予定なのでお楽しみに!

 

そして彼女をインタビューをしながら思い出したのが

同じく争いの中を生きてきたイスラエルのEllaさんのインタビュー。

 

こちらもぜひご覧ください!(以下のリンクはリマスター版になります)

 

失恋博物館

ザグレブについて調べていて気になっていた場所の一つがこちら。

失恋博物館。

博物館の正式和名が失恋博物館となっていますが、

正しくは”壊れた関係に関する博物館”と言った方が良いのでしょうか?

 

何ともユニークな名前ですが、入口で国籍を確認されるのですが…何と

全ての作品の解説を和訳したガイドブックを借りることができます。

 

展示品は

世界各国から寄せられた

関係が壊れてしまった相手との記念品とその関係に関する解説。

どうやら日本からも提供があったようですね…

(この日の展示では見つかりませんでしたが)

 

例えば…

遠距離恋愛をしていた二人が会うたびに芋虫の人形の足をちぎって

足が無くなったら一緒になると約束した…というストーリー。

何だかわからない変な虫のぬいぐるみになる前に

大恋愛は終わってしまったそうです…。

 

また、絵本作家と画家が合同で仕事をする中で恋愛をして

3冊目までは一緒にやり遂げたという作品とか…。

 

基本的に全ての作品は匿名やイニシャルで展示してありますが、

出版済みの名前付きの絵本を展示しちゃうだなんて…。

 

また、少し古いものも。

70歳の女性による寄付品ですが、

彼女は若い時にドアの隙間に入っていたポストカードの送り主から求婚されますが

アルメニアの伝統通り、彼の両親が彼女の両親の家に挨拶に行ったところ

“相応しくない”と断ってしまったのだとか。

 

3年間も片思いをしていた彼はその日の夕方に車で崖から飛び降りたそうです…

こういった結構シリアスなものも、ここではご紹介が難しい激しいエピソードや危ない関係性のものも。

 

そんな中、拍子抜けしてしまったのがこちら。

“彼はバスケットボールの選手でした”

以上。

多くは語りたくないのか…それが全てなのか…気になる…。

 

また、恋愛だけに限らず亡くなった母親の遺品も。

病気で亡くなったお母さんへの手紙とも言える解説付きで

切ない気持ちに…

 

人間関係は様々なことで途切れてしまいます。

恋愛の別れ、死別、深刻な喧嘩など…

国籍を超えて共感を産む展示だったのかもしれません。

 

ただし、

本人が(少なくとも提供者は)展示を望んでいるということは

その人と一緒に過ごした時間は

記憶から消し去ることのできない大切な時間だった

ということを示しているのかもしれない、と感じる博物館でした。

 

改めて

今、大切な人と

悔いのない時間を共に過ごしていきたいですね。

 

街中アートと出会える街

さて、最後に

ザグレブではかなり面白い街中アートと沢山出会えたのでご紹介!

 

塗装が剥がれかけている壁の色を生かしたアートや…

 

階段の上にいるりんごを頭に乗せた女性の銅像とコラボした

階段アートや…

 

落書きを背景にするという強気な作品や…

 

教会の前にまさかのアートや…

 

ガリバー風な巨大壁画や…

トリックアート風に

鳥の巣を描きこんで、家賃を徴収しようとする面白アートや…

ぶら下がっている花すらも壁画アートがコラボしていたり…

ついでにユウキくんもコラボ。

結構、歩いている間に壁とかスキマとか見ていると面白いものを発見できて楽しい!

クスッと笑えるものもあって、クロアチア人のセンスを感じられます✨

(美的センス&皮肉を込めた笑い)

 

そして、クロアチアのアートで有名なのが

ナイーブアート。

 

ガラスに裏側から色を重ねてペイントする

油絵の逆バージョンとも言えるアートなのですが…

 

こちらが表裏の写真。

裏側からは表側がこうなっているとは想像できない!

いやはや見事です。

 

風景画が多かったですが、以下のような

“銀河鉄道の夜”に通づるような物語が始まりそうな絵も…

ポップな色使いはどうやらクロアチアで愛されているものなのかもしれないですね✨

 

ザグレブでは街歩きだけでは戦争の面影は一切感じられないほど

整えられていて可愛らしいアートが散りばめられていていたって平和な雰囲気。

 

インタビューでリアさんから過去についてお伺いできましたが

心に傷は残りつつも、アドリア海に癒されつつ前進してきたことを知ることのできた首都滞在でした。

 

最後にスリ被害に遭いそうになりましたが…

(押された気がして振り向いたらリュックのポッケが全開。ティッシュしか入っていませんでしたが)

基本的にはとても安全で穏やかなザグレブでした。

 

つづく。

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