この日のハイライト
前置き(10年越しの想い)
こんにちはユウキです!
今日は念願のプリトヴィツェです!
この土日だけでなく、この10年、ここに来るのを待ち続けていたことを考えるとなんだか感慨深いですね。
10年前、20歳になったかならないかの頃、たまたま手に取った”死ぬまでに見て見たい世界の絶景”みたいなタイトルの本の最初に載ってて、”なんじゃこりゃぁ!”と思ったのを覚えています。
当時はその本を友達に見せて話しても、そんなところ誰も知らなくて、“世界には色んなところがあるんだねぇ…(自分にはたぶん縁がないと思うけど)”という反応ばかりで、いつのまにか僕の中でも”行くこと自体が夢”というリストの片隅に追いやられてしまっていました。
その本に載っていた、費用の目安とか鵜呑みにして自分で探しもしなかったせいで、10年もかかるとは…
スポーツ選手になるとか、何かしらの映画に出るとか、そういう夢は誰かに認めてもらう必要があるので自分一人ですぐにできることではないかもしれません。
しかし、世界のどこかに行ってみたい系の夢は実際はもはや夢ではない時代になりました。
意思さえあればお金がなくてもドアが開かれる時代に変わってきているのです。
LCC(格安航空券)、Airbnb、Uber、インターネットで現地の交通機関を利用したり出来る今の時代、お金を持っていない若い層は有り余っている時間をもっと使って、ドアを叩きまくるべきです。
ツアーや旅行代理店のお客さんは、お金は持っているけど時間がない、もしくは面倒なことをしたくない、という世代向けだと思います。
つまりあちらの商売的にもそもそも僕らのような若い層はターゲットじゃないと思います。
僕たちは時間とエネルギーをもっと使うべきです。
昔よく聞いた、“夢は逃げない、逃げるのはいつも自分”という言葉を思い出します。
そもそも夢を夢のままにしているのは自分自身なのかもしれません。
いざ入場!
さて、いよいよ向かいます。
僕らはザダルからバスで向かいましたが、一般的にはザグレブから行くのが一番多いようです。
そして、早速出発前からプリトヴィッツェ”らしさ”を感じることに。
バスが満席+おそらく前回のバスを逃した人がしれっと紛れ込んだみたいで、まさかの階段に座る乗客。さらにはなんと立ちの人も。
2時間、ぐねぐねの山道でこの待遇、きつそう…降りた後も何時間も歩くのに。
途中、アドリア海沿いの綺麗な街々からは想像もつかない過酷な山道を越え、まずはエントランス1に到着。
ここが1番ポピュラーな入り口だそうですが、僕らは事前に得ていたある情報をもとに、エントランス2から入ることに決めていました。
その情報とはこちら。
ディズニーランドもびっくりの信じられないほど長い行列。
ちなみにこの写真で1/10くらいです。
文字通り、人生で見た一番長い列でした。
(もしピーク時のスプラッシュマウンテンの列を全部外に並べたらいい勝負かも?)
そして、バスに揺られ、数分して降りたエントランス2がこちら。
まさかの0人待ち。
ほんとに同じものなの?入ったら別のとこに繋がってんじゃない?と不安になるレベルです。
ちなみに、エントランス1と2の違いは、いわゆるこういう写真のとこが見たいなら南東のエントランス1が近く、
時間に余裕がある人は北西のエントランス2から入った方がより壮大な景色を楽しめるそうです。(一番右端のとこがエントランス1、真ん中の下のところがエントランス2)
この全体図から見える通り、エントランス1から入った場合、エントランス2付近までが見どころになり、そこからフェリーで再びエントランス1に帰る、というサクッとコースになるみたいです。
そして、ツアーだとだいたいこれで終わり。エントランス2より上は行きません。(行けるけど時間的にかなり歩くことが必要)
僕たちはエントランス2から入り、北に登り最後にエントランス1から抜けてバスで帰ったのですが、結論から言うとエントランス2の北の巨大なエリアの方が断然良かったです。
絶景をお楽しみください
前置きが長くなりました。
入場してからまず、5分くらいフェリーに乗ります。
その時点でこんなに綺麗なのですが、これはほんの序の口。
降りてからはひたすら丸太の道が続いてます。
そしてかなり階段続き。
高齢者には向いてません。若いうちにどうぞ。
あと、ヨーロッパだと赤ちゃんがいても気にせず(というかむしろ積極的に)旅する傾向がありますが、ベビーカーを持ってきている人たちがかなりいて、大変そうでした。
超混んでいるので本人たちも汗だくだし(ほぼ全長が坂か階段)、周りの人からもさすがにプレッシャーを放たれてました(もちろん気にしてなさそうだったけど)。
流れとしては坂(もしくは階段)→湖→坂…という連続で、もうとにかく水が綺麗です。
あと、蛇がいました。
まるで水槽のように、水の中に別の世界がある感じ。
切り株が全部沈んでいるのがはっきり見えます。
切り株だけじゃなくもはや木丸ごと。
切り倒されたのか、切り倒したのかわかりませんが、崖の斜面はかなり崩れやすくなっており、毎年クールなセルフィを撮ろうと禁止エリアに入って行き崖から転落してしまう観光客が多発しているそうです。
もちろん、僕たちが行った時もいました。
こういうことが続くと、クロアチア側がお金をかけてもっと整備しなくてはいけなくなったり、見れるエリアが制限されたり、何かしらのとばっちりが自分たちにもかえってくることを考えたりしないのでしょうか?
それとも、自分は1回しかこないから後の人はどうでもいいという考えなんでしょうか?
こういうところにイラつく自分に気づく時に、自分って日本人だなぁと気付かされます。
まぁでもある意味、有名な観光地では景色が綺麗でも人にうんざりするというのはお決まりのパターンなのかもしれません。
それはさておき絶景に話を戻しましょう。
もうとにかく幻想的な景色が広がってます。
近くで見るとこんな感じ。
岩についた白いコケでしょうか?
浅瀬には魚もたくさんいます。
遊泳や飲料水を汲むのは禁止なので、海と違って、人が近づいてもあんまり逃げません。
湖の他に忘れちゃいけないのが、滝。
滝がいくつもあり、どれも壮大。
ジュラシックパークみたいです。
これは小さな滝。
ツタを伝って(ツタだけに)流れる水が綺麗ですねぇ〜
間近から、シャッター速度2000で激写。
もう見るだけでマイナスイオン感じます。
ビエラのCMみたいな絶景
シャッター速度遅めで流れを捉えたり、
シャッター速度 速めでDIOみたいに時を止めてみたり。
接写しても綺麗。
文字通り、全てが絶景です。
そのあともひたすらこんな小さな湖があるところをいくつも過ぎて行きます。
少し歩くだけで水の中に見える水草の種類が変わったりするのも不思議。
水草なのか、普通の植物だったのが浸水しただけなのかよくわからないこともしばしば。
しかし、水が透明過ぎて、どこからが水の下でどこからが上なのか写真では見分けがつかないほど。
湖の近くもドン◯ーコング2でしかみたことないような植物があったり。
(飛び乗って、ビヨーン、ってなるやつ)
そしてフェリーに乗り、エントランス1のゾーンに移動。
往復30分なので、超並んでます。
そしてこの日はザダルが28度(日差しが半端ない為、体感気温+3くらい)のなか、プリトヴィツェは19度。
10度くらい違うのでジャケット必須です。
しかもフェリーは湖の真ん中を突き進むので風が死ぬほど寒いです。
僕たちは事前に知っていたので良かったですが、調べないで来た人も多かったみたいです。
というのは、そもそもクロアチア旅行をしている人たちは全体的に浮かれている感じの人が多く、街中でも上裸に海パン、もしくは女性もビキニで歩いてたりするのをよく見かけます。
着ててもタンクトップに短パンとか、真夏ファッションな感じなのですが、その感じでプリトヴィツェまで来ちゃった(もしくはナメてた?)っぽい人が結構いて、船で數十分ガクガク震えてました。(前の席に座ってた人は毛穴という毛穴が全て鳥肌になってました)
降りてから少し歩くと途中にこんな感じの洞窟があり、この中を登って行きます。
自己責任でどうぞ、という看板。
それもそのはず、洞窟が見た目よりかなり高いのです!
これは下から見た、出口。
これは上から見た入り口。
かなりの高さを登って、数十m歩くと、google検索で良く見るこの位置に到達します。
妻と二人で、”おぉ、ここが例の場所じゃん!”と盛り上がりましたが、その前のエントランス2北部の方が絶景で圧倒的に盛り上がりました。
こっちももちろんプリトヴィツェ以外では他にない綺麗さなのですが、もし時間にゆとりがある方はエントランス2から入って北を中心に見ることをおすすめします。
1の方はまぁ小さいしコンパクトだけど景色も比例、という感じ。
2の方が面積的にも大きく、ポイントと思われる場所から次のところまでの移動も長いですが、スケールも比例します。
というかそもそもポイントっぽいところは人が溜まってるだけで、その道中の方がゆっくり見れるし基本的にずっと絶景続きなので全く飽きませんでした。
10年越しの夢を叶えられて大満足の1日でした!
つづく
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