世界一周239日目①〜【閲覧注意】負の遺産 キリングフィールド

こんにちはユウキです。

 

今回はタイトルにも記載した通り、閲覧注意の内容となります。

過激な暴力的描写を含む写真や、関連する文章により気分を害する恐れがあります。

ここから先はご自身の判断でお読みください。

 

 

さて、カンボジアの首都プノンペンにやってきました。

ここにはいったい何があるのか。

 

検索で上位に上がってくるのは「キリングフィールド」という言葉。

直訳すると「処刑場」なのですが、まさにその通りの場所。

 

簡単に解説しておきます。

 

まず、誰が誰を処刑したのかというと、「ポルポト」という人(とそのグループ)が「一般市民の大人(特に知識人)」を処刑した場所になります。

 

では大人や頭のいい人を何故わざわざ殺す必要があったのか。

 

それは、このカンボジアという国を「リセット」するためでした。

 

指導者ポルポトによる、再教育プログラムを受けた子供が大人を支配しました。

 

再教育を施し、従わない場合は拷問し、処刑する、というもの。

「過去の影響をあまり受けていない人たち(こども)」が、「過去の影響を受けてしまった人たち(大人)」を更生させなければならない、というわけです。

そして、ポルポトによる新しい価値観を受け入れず、過去の価値観にしがみつく人間は不要だから殺してしまおうという、狂気的な考えだったのです。

 

SF映画みたいな話ですが、驚くことに実際にあったことなのです。

 

(さらに詳しく知りたい方はコチラ)

 

 

と言うことで、さっそく、その「キリングフィールド」に行ってきました。

 

カンボジアの移動手段は東南アジアで定番のトゥクトゥク。

UBERみたいな配車アプリがあり、非常に便利。

ぼったくりの心配や交渉のわずらわしさもありません。

 

気温は30度を超えていますが、屋根があるだけでかなり快適。

車の後部は窓ガラスの代わりに鉄格子がつけてあり風も抜けるので意外とクーラーいらず。

 

にしても、昼に見ると改めて自分のイメージとだいぶ違う街だなぁと思います。

今見ると、新宿のコクーンタワーに似てるなこりゃ笑

 

信号待ちでの隣のトゥクトゥク。

緊急時には取り付けるのか、それとも運んでいるだけなのか謎ですが扇風機がぶら下がってます笑

 

到着。

 

6ドル払って中に入ります。

ちなみにカンボジアでは米ドルが基本通貨として使われています。

 

入り口でオーディオガイドを借りて、まわっていくシステム。

日本語もあります。

 

入って正面に見える、塔のような建物。

(ここからが本当の閲覧注意です。)

 

塔の入り口には何やらこのような注意書きがあります。

(訳: ポルポト政権下の虐殺で殺された何百万人の方に敬意を示されるようお願いいたします)

 

さぁ、塔に入ってみましょう。

強烈な光景が待っています。

 

これはこの「処刑場」で殺された被害者たちの頭蓋骨だそうです。

 

ポルポト政権も終わり数年経ってから発掘があり、こんなに見つかりました。

 

骨には色別のシールが貼られています。

これで性別、年齢、そしてどのような武器でどのように殺されたかわかるようになっているそうです。

 

実際の武器も展示されていましたがここでは自粛します。

 

次に、塔の周りを歩いてみます。

 

この空間は約450名の遺体があった場所だそうです。

 

ここを訪れた人たちが、このようなことが二度と起こらないように願ってかけたミサンガです。

 

これは1980年以後の発掘で見つかった骨。

 

被害者たちの衣服。

こちらも発掘で地面の中から見つかったものだそうです。

 

そして最も悲惨であろう、この木にまつわるエピソード。

 

ポルポト指導下で子供達が主導権を握ったことは書きましたが、赤ちゃんはどうだったのでしょうか?

 

子育てをする人材不足のため、ポルポトの「理想の社会」建設の初期段階には邪魔な存在と考えられました。

(自分で子育てする人たちを皆殺しにしてしまったので)

 

独裁者ポルポト自身は大人でしたが、少年少女たちを再教育することで手一杯でした。

 

現実的に赤ちゃんたちに力を割く余裕がなかったため、赤ちゃんは殺してしまったのです。

その方法がなんとも残酷。

頭をこの木に何度も打ちつける、というものでした。

 

僕はこの話をオーディオガイドで聞いた時、あまりの恐ろしさ、残虐さに鳥肌が立ってしまいました。

 

オーディオガイドによると、頭部を掴んでたたきつけたため、木には血だけでなく脳みその一部と思われるものもこびりつき、異臭を放っていたそうです。

 

この木にもたくさんのミサンガやキャンディ、おもちゃなどのお供え物がありました。

 

他の箇所も結構じっくりみたのですが、どれも残虐な話ばかりで、今写真を見返すだけでもゾッとします。

かなり気力を持ってかれました。

 

人間の残虐性の極みがここにあるのです。

 

ここから何が学べるか。

 

「悲惨だ」

で片付けてしまっては、何も未来につながらないと思います。

 

「ポルポトという狂人の話」

と片付けるのも不十分だと思います。

 

彼がやったことは残虐極まりないことですが、その残虐極まりない人が実権を握るに至った経緯には、彼以外にたくさんの人が関わったいました。

 

何を隠そう、日本政府も、政治的な理由でポルポト政権を認め擁立していたひとりです。

 

さらに、ポルポト政権以前のカンボジアが平和だったのかというと、そうでもありません。

ベトナム戦争に巻き込まれたり、ベトナム戦争終結後はベトナムがカンボジアに侵攻したり、国内でも内戦があったり、様々な要素が積み重なった結果、ポルポトのような極端な考えを持つ人が現れてしまったという経緯もあるのです。

 

人間ひとりひとりの内側にこのような残虐性が潜んでいる可能性があるという事実。

その中で、様々な要素が重なればその残虐性がこのような形で現実になる危険性があること。

 

それは僕を含め、どんな人にでも起こりうる可能性の一つとして受け止めなければなりません。

その上で、どうやったらそれを防げるか。

 

常に平和を求め、火が大きくなる前に対処する。

 

しかし、人にできることにも限界があるでしょう。

 

人間は様々な外因的要素をコントロールすることは出来ない、小さな存在です。

 

しかし、平和のために祈り、協力して平和のためにできることもあるはずです。

 

Think global, act local (地球規模を考え、地域の活動をする)の精神で、まずは自分の身の回りに平和を作ってみたらどうでしょう?

 

どれだけ規模が大きくなろうと、本質は「人と人」なのだから、自分の隣人に親切にしてあげることも、このような惨劇をなくす大切な一歩になるかもしれません。

 

もし、この記事を読んであなたがそのような一歩を踏み出したら、悲劇の中で死んでいったカンボジアの人々や赤ちゃん達も喜んでくれるかもしれませんね。

 

つづく

 

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