こんにちはユウキです。
アンコールワット編第三弾は、タ・プローム寺院。
映画「トゥームレイダー」で使われたことで有名だそう。
僕もたぶん金曜ロードショーで見た気がするけど、どんな話だったか覚えていない…
wikipediaによると、
ちなみに、これが一箇所ではなく無数にあり、ONE PIECEの空島を彷彿させる。
観光客も遺跡を見に来ているのか木を見に来ているのかわからないほどである。
それにしても、このガジュマル、いったいいつの時代からあるのだろうか。
街路樹的な感覚で植えて、手入れする人がいなくなったためにこうなったのか。
あるいは、どこかから種が飛んで来て、自然にこうなったのだろうか。
いずれにしてもロマンがある。
外観だけでなく、内部の回廊にも根が侵食しており、見えていない範囲に至ってはどのくらい侵食されているのかわからない。
これなんてもはや、巨大な鉢植え状態である。
ちなみに横からみるとこんな感じ。
完全に木が優勢、という感じがする。
木に取り込まれてしまった像。
不思議な光景である。
ちなみに、このタプローム寺院、もともとは仏教の寺院だったのだが、のちにヒンドゥー教の寺院に改修されたという歴史がある。
宗教施設が別の宗教によって置き換えられるのはトルコのアヤソフィア(教会→モスク)をはじめとして珍しくはないことなのだが、「どう変わった」という点に置いて非常にユニークなので記録しておきたい。
しかし、なにせ1日で400枚以上写真を撮っていると、整理しきれないことがある。
埋もれてしまってお見せできないのが残念なのだが、「ブッダの像に第三の眼がついている」というのがユニークなところだ。
ちなみに一応言っておくと、ブッダは普通の人間なので「第三の眼」はヒンドゥー教の方。
カレー屋でおなじみの象さん、ガネーシャ、のお父さんであるシヴァ神のトレードマーク的存在だ。
仏教は、日本でも仏像で馴染み深い、ブッダ(ガウタマ・シッダールタ)が開祖の教えで、簡単に言うと「この世は苦痛で満ちているので、次に生まれ変わる時にこの世に生まれないようにしたい。だから、悟りを開きましょう」というものである。
個人的には、宗教というよりは哲学・思想の一種だと思っている。
そう思う理由は、原始仏教には「神(創造主)」の概念がないからである。
対して、ヒンドゥーは多神教の宗教である。
どちらかというと日本の神道やギリシャ神話に似ている。
神道やギリシャ神話と同じく、それぞれの「神」に限定的な役割分担があり、人間関係(神関係?)も良かったり悪かったりして争いが絶えないなどと、まるで現代の日本の会社システムを思い起こさせる。
(詳しくはコチラ)
話を元に戻すと、もともと建っていた仏像の額にちょちょっと眼を掘っただけで、「タラーン!今日からこの人はブッダさんではなくシヴァさんです!」というわけだ。
勇者◯シヒコも驚きの、この低予算の発想は、同様のケースが起きた寺院に数多く見られる。
その場で、ブッダとシヴァがこの光景を見ていたら、シバかれそうである(シヴァだけに)。
僕は、仏教徒でもヒンドゥー教徒でもないが、彼らを思うとちょっとだけ不憫な気持ちにすらなる。
そんな切ない気持ちを抑え、ツアーは進む。
腹を満たすランチタイム。
ツアーにありがちな、癒着 業務提携しているレストランに半ば強制的に連れていかれることになる。
おしゃれでエアコンが効いた店内(撮るの忘れた)は、いかにも「観光客向け」という感じで、メニューを見ると価格に目玉が飛び出しそうになる。
このカンボジアで六本木価格のランチを食べる気にはならない。
「あまりお腹空いてないから…」とガイドさんに伝え、そそくさと店を出ようとしたその時、僕の腹が除夜の鐘のごとく爆音で「グ〜」と鳴ったのだが、何事もなかったかのように振る舞うのに成功した。
さて、どうしようか。
ボッタクられたくはないが、腹は減っている。
とりあえず、店を出て歩いてみる。
なんと10メートルも歩かないうちに、なにやら店らしきもの発見!
っていうか、さっきの高級店は建てるとこ間違えてるんじゃないか?という気がしてならない。
「高くても他に無いから仕方ないか…」と妥協させて、強気の価格設定にするなら納得できるが、ローカルのお店のほとんど真横に建てるとは…
ちなみにこの写真の店は見た目通り、良心的で、観光地なのに、逆に市街地と変わらない価格設定。
商売っ気がない、というかなんというか…。とにかく対極の店だった。
僕は1ドル(100円)のチャーハンを注文。
うますぎ、安すぎ、でお代わりしたので結果2ドル(200円)。
そして、この日一番の癒しタイム。
お店のご主人と、赤ちゃん(衝撃的なヌード)。
最初、奥さんが注文を取りに来て、調理していたのだが、席について待っているうちに、旦那さんが原付で帰って来て、ベイビーをすごい勢いであやし始めたので、微笑ましく見ていたら、こちらにやってきて身の上話を色々してくれた。
さっきのファンシーなレストランが隣にあるとは思えない、超ローカルな体験。
コントラストが尋常じゃない。
こういうテキトーな部分が、良くも悪くも東南アジアなのだ。
人生、細かいことなど気にしなくていいのだ。
だいたい、日本人は不必要なことまで気にしすぎなのだ。
毎日、陽が出て、沈む。
飯食って、家族と話して寝る。
他に何があるんだ?
人生、ハクナマタタだ。
…と言いたそうな目 (個人の感想です) の ベイビーとの出会いであった。
さて、次回はいよいよ「本殿」アンコールワット!
つづく
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