こんにちはユウキです。
今日はNZ 2日目。
クライストチャーチにある、カンタベリー博物館にやって来た。
ここでは、カンタベリー地区 (NZ南島の東側の地域) の開拓の歴史、マオリ文化、ヨーロッパからの移民の歴史などを学べるとのことだ。
ちなみに今回の旅では、クライストチャーチに滞在した後、キャンピングカーで行き先を決めずに南島を一周する予定になっている。
というわけで、南島で数少ない都市に滞在できるうちに、南島の全体像を把握しておこうというのが狙いだ。
早速、入場券を買い、中へ入る。
他の博物館と同じように、先史時代から準備見ていくことになるわけだが…
ちょっと待て!
なんかいる!!
こういう遊び心はニュージーランド人の気質をすごく表していると思う。
「カタイことをゆるーく気楽に学ぼうぜ!」という感じなのだろうか。
続いて、先住民マオリの展示のコーナー。
マオリとはどういう人たちなのだろうか?
この解説によると、マオリは700-800年前にやって来た民族である。
NZは元々の居住地よりも寒い環境であったため、適応するために様々な文化の進歩が見られ、さらにヨーロッパから開拓団がやってきてさらなる変化を強いられた。
現在のNZでは15%の人がマオリで、ポウナムという緑石を用いて文化の基礎を作った。
そのポウナムで作られた、こん棒と剣の中間のような武器。
メレ、という名前。
このポウナム、ペンダントにも使われたのだが、これが何かにすごい似てる。
もののけ姫に出てくるこいつじゃん!
宮崎駿は、これを参考にしたんだろうか、と思うほど似ている。
ヘイティキ( Hei Tiki) という名のこのペンダントは、当時、最も価値のあるものとして扱われ、女性は妊娠中や出産時のおまもりに、男性は戦争中のおまもりとしても用いられたとか。
ポウナムの原石。
なんとも言えない美しい緑色をしている。
この石が取れるのはNZでも南島のみ。
それも、7箇所でしか採れない。
金より深いところで生成され、大変貴重なものだそうだ。
現在でもマオリの血をひくニュージーランド人に丁重に扱われている。
もう一つ、マオリ文化で特筆されるのが、彫刻。
木彫りのお面。
彫刻の精度が高い。
すごい細かいけど、なんとなく呪われそう…。
マオリの生活は、イギリスから開拓団がやって来て、大胆に変化を迎える。
ここからは、少し、開拓団目線のお話。
時は18世紀後半、オーストラリアの開拓とほぼ同時期に、労働者階級向けに開拓団の募集がかけられた。
この募集は19世紀のもの。
クライストチャーチの都市計画。
川を中心にすえ、碁盤の目のような街の構造をしている。
当時の街並みの再現。
THE レトロ、という感じ。
映画とかでしかみたことないタイプの自転車があった。
この博物館では、珍しく政治経済の展示がほとんどない。
確かに、NZは比較的大規模な戦争に巻き込まれずに来たという背景もある。
しかし、「それよりも大事なのは自然や文化だ」と言いたげなこの博物館は非常に見やすかった。
ここからは、歴史ではなく、館内の番外編シリーズとして展示されていた様々な部屋を少しだけご紹介したい。
まず、なぜか貝に以上なまでの愛着を持ち、コレクターになった人の家のレプリカ。
なお、詳細は一切不明。笑
次は、南極に関する展示。
NZはアルゼンチンと並んで、南極に行くことができる世界でもたった2つの国の一つである。
文字通り地球で一番寒いところを移動する車がこちら。
人類が最初に南極に基地を置いた当時の服装。
なんだか少し頼りない…
ちなみに現代版がこちら。
だいぶ小さくなった。
南極でのスノーモービルの体験ライド。
ハンドルを動かすと、モニターの景色が変わる仕組みだ。
ひたすら白銀の世界がつづく。
お土産コーナー。
エモティ・キウイ(絵文字キウイ??)のトートバッグ。
うーん…ひたすらゆるい展示 (とお土産) が多く、最初の方の歴史の展示とのコントラストがすごかった。
NZのことがわかったような、わからなかったような、不思議な1日になった。
つづく
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